動物実験のページを更新しました。
http://helpanimals.jugem.jp/?eid=241
動物実験を減らすには動物実験に代わる研究を国が支援することが大変重要だと思います。
ここ最近の状況をまとめました。また現在募集中のパブコメも3件ほど文末に記しましたので、意見を送ってください。
http://www.all-creatures.org/ha/jikken/experiment.html
以下は上記ページの内容です。上記URLのリンクなどお願いいたします。
●日本で動物実験に使われる動物
例えば猫は、1981年 年間3万匹 (1981年調査回答率55%で15000匹、回答率と検疫中のロスを考慮し推測)でした。2004 年には 1000−1500頭ほどと推測 (2004年調査 使用数の回答率75%千匹から推測)されます。
他には犬・サル・うさぎ・ラット・マウスなどなど使われています。動物の数と実験の内容については下記をごらんください。
日本で実験に使われる動物の数と種類
●動物実験代替法 - 国や企業の動向
少しづつですが、国も代替法を意識しているように思います。ぜひ日頃から代替法研究にお金をかけるよう意見を送ってください。
・ 経済産業省
2011年5月 化学物質管理政策の中で動物実験の数の削減を課題としました。Ava-netの会報で知ったのですが、さよならじっけんしつのブログに詳しくのっていました。、詳細はさよならじっけんしつの記事をご覧ください。
・ 厚生労働省
2011年2月 厚生労働省から動物実験代替に関する通知が出ました。詳細はさよならじっけんしつの記事をご覧ください。
・動物実験ではなく人体をシミュレートする研究をしている企業もあります。国はこのような研究を委託や助成金を使って推進してほしいです。
* 心臓のレプリカ (クロスエフェクト(京都市伏見区)と国立循環器病研究センターとの協力開発)
こちらはさよならじっけんしつで知りました。
記事と写真はこちら。
(各ロボットの動く様子は下記より動画をご覧ください)
http://www.all-creatures.org/ha/jikken/experiment.html
* 血管内手術の手技訓練用人体ロボット (ファイン・バイオメディカル有限会社、名古屋大学)
* 歯科実習用ロボット 株式会社ココロのシムロイド。ほかには昭和大学の花子さんもあります。
* バーチャル人体模型VAM (2008年岐阜大学) - 文部科学省の中の施設にも一時期展示されていました。
* 冠動脈バイパス手技訓練模型ヨウカンYOUKAN (株式会社イービーエム)
これは、さよならじっけんしつで知りました。
ぜひ文部科学省、厚生労働省、経済産業省へ日頃から動物実験代替に委託・助成金など支援をするよう意見をとどけ、パブリックコメントはこまめにチェックし、関係するものがあれば意見を送りましょう。
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募集中パブコメを3つほど。
代替法をプロジェクトとして推進してほしいなど、意見を送ることはできると思いますので、よければ意見送付 ご検討ください。
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(その1)
放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について 08月27日 締切
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095110460&Mode=0
電子メールは下記より。
https://form.cao.go.jp/shokuhin/opinion-0316.html
メール件名は ”放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について”とする
氏名(法人の場合は会社名/部署名等)(3)職業 (4)住所 (5)電話番号 (6)御意見・情報を記載する。
詳細は上記URLより
関連情報をクリック。
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そのPDFのP76 ”実験動物等への影響”が始まります。
P106からは毒性試験で、ウサギ、犬、マウス、ラットなどの結果が延々と書かれています。
例えばP185
イヌにおける研究では、妊娠中のビーグル犬の群に、妊娠期間の21 日目より出産後
38 42日目までにかけて、0.074及び133.2 MBq/kg体重/日を投与した(White et al. 1993)。
39 児動物は離乳後540 日目まで母イヌと同じ90Sr/カルシウムで汚染した餌を給与した。
185
1 4.8〜133.2 MBq/kg体重/日を投与され、結果として死亡時の骨線量が50〜107 Gyのイ
2 ヌは、骨腫瘍により死亡したが、一方0.1〜1.6 MBq/kg体重/日の線量で投与され、死亡
3 時1〜23 Gy の骨線量のイヌは骨腫瘍により死亡しなかった。
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動物実験は法律で義務付けられていますのでこれらが行われることは仕方ありません。
ただ、動物実験をしない方法を推進してもらうよう、プロジェクトとして設置し税金を投入してほしいなど意見を送ってください。
パブコメ概要:
平成23年7月26日に開催された食品安全委員会放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ(第9回)において、放射性物質の食品健康影響評価を行い、その審議結果(案)が取りまとめられ、本案については、広く国民の皆様から御意見・情報を募った上で、食品安全委員会に報告することとなりました。
つきましては、本審議結果(案)について、御意見・情報を募集いたします。御意見・情報については、科学的な根拠となるものや出典等についてもお知らせいただければ幸いです。
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(その2)
科研費の細目改正案について8/24まで意見を募集しています。
科研費を使って多くの動物実験が行われています。
今回のパブコメは細目改正についてではありますが、細目改正そのものでなくても、科研費について意見を送ることもできるかと思います。
ぜひ動物実験代替法の研究を推進するような仕組みに税金を使ってほしいことなど一言送ってくだされば、直接のパブコメとは関係はなくても、担当者の目にとまる機会になると思います。
科研費のお金でどういう研究を行っているかは、
科研費データベース http://kaken.nii.ac.jp/
で検索できます。
科研費データベースで たとえば サル 眼球 脳 とか
猫 脳 とかいうKWで検索すると いっぱい出てきてどういうものにお金が使われているかわかります。
細目とは関係ありませんが、動物実験代替法を細目として掲げる、動物実験削減を進めてほしい、などの意見を担当者へ届けることはできるかと思います。
よければ意見を送ってください。
科学研究費助成事業−科研費−「系・分野・分科・細目表」の改正案に関する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000528&Mode=0
電子メールアドレス: gakjosei@mext.go.jp
件名: 「分科細目表への意見」
締切 2011年08月24日
文部科学省研究振興局学術研究助成課
電話:03-5253-4111(内線4091)
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(その3)
そして ALIVEが勉強会まで設定したパブコメで、すでにご存じと思いますが、
下記を参考にし、コピペすることなく、ご自身が考えて意見を送りましょう。
http://www.alive-net.net/law/kaisei2012/pubcome_iken_201108.htm